第1章 日本人と夢
1 夢のすがた、三つのかたち
2 座禅と日本文学にみる夢
◇夢まぼろしの能歌舞伎
第2章 夢を見続け四千年
1 『ギルガメッシュ叙事詩』から19世紀までの夢理論の系譜
2 リアルタイムの夢・「明晰夢」
◆夢と自己意識をめぐるディスカッション
◇夢まぼろしのお月さま
3 夢と子どもと現実と
◆夜型談義
◇夢を楽しみ、役立てる
第3章 夢のフィールド
1 さまざまな民族の夢理論
◇若者の傷つきやすさ──夢見とシミュレーション(偽装)の美学
2 夢は語るべきか、秘めるべきか ― 夢と文化の関係論
◇夢という経験
第4章 バーチャルリアリティとしての夢
1 入眠期の心象体験──眠りに落ちつつ見る
◇金縛り体験
2 夢のしくみ
◇夢まぼろしの映画
◆ねむりを楽しむ──夢学ことはじめ(第10回睡眠文化フォーラムパネルディスカッション)
◇「夢」と「うつつ」の相互浸透
附録──世界の「夢」観/現代日本人の「夢」観