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効果的な勉強法:2

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 記憶とは、「新しい経験を脳内に保存し、のちにその経験を意識や行動の中に再生する一連の機能」*です。情報の登録、保存、再生をひっくるめたこの記憶 というものにも数種類あります。電話番号などを30秒だけ覚えている即時記憶(作業記憶)、数分から数日覚えている短期記憶、数年以上経過しても残ってい る「長期記憶」などです。

 人間の左右の大脳は、前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉の4つの部分に分かれており、記憶は側頭葉の海馬という部分に蓄積されます。前頭葉には、この記憶を取り出し、編集する働きがあります。五感をフルに使って覚えると忘れにくいことが知られています。

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 手は、脳の働きと密接な関係にあるため、自分の手で書き写す筆写が記憶の定着に有効です。音読にも同様の効果があり、脳トレで有名川島隆太氏は、音読が 脳の前頭前野を活性化し、2〜3割の記憶力向上をもたらすとして、英語上達などに音読を勧めています。書かれた文章を読み上げる時、目と耳と口を使うため に記憶が強固なものとなるのは、「一本の矢より三本の矢が折れにくい」のと同じで、勉強前の脳トレに音読を活用している学校もあるほどです。

book08.png 茂木健一郎氏は、全身を使ったこの方法を、誰にもみられず部屋にこもって一心不乱に機を織る姿にたとえて、「鶴の恩返し方式」と名づけています。集中するために、ケータイの電源もオフにしておきましょう。

 頑張って勉強したあとは、よく眠るようにします。睡眠は、記憶が整理され、脳に固定されるために大切で、夢をみているレム睡眠時に、意味のある情報と意味のない情報が選別されると考えられています。(『夢 うつつ まぼろし』P183)。
試験前日は、せっかく覚えた知識をきちんと保ち、なおかつ思い出すためにも、徹夜などせずきちんと睡眠をとるのがベストです。

 また、人は、知らない情報より「ちょっと知っていること」に注意が向く傾向があります。ちょっとした共通点やなじみのある情報は、頭にすっと入ってくることが多いのです(『ジャンさんの「英語の頭」をつくる本』P12)。
book16.png これを応用して、受験対策の初期段階では、あまりむずかしいものにトライせず、基礎を固める教材を選び、徐々に得意な分野を増やして自信をつけるのも、ひとつの方法です。

*東京都神経科学研究所HPより引用

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