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かんこのベランダ菜園通信(2)

 私=(かんこ)のベランダ菜園も今年で3年目を迎えました。これまでの失敗を生かして、「最小限の手間で最大限の収穫」をテーマに、5月の連休にミディトマト1株、シソ2株、バジル5株の苗を植えました。

 昨年は「脇芽かき」をせず、茂みのように葉が広がってしまったトマトも今年はバッチリ! 毎週、こまめに脇芽を取ったので、中心の幹が太くなり上へ上へと育って、6月初めには私の背丈を超えました。その後も茎は伸び続け、重さでしなっておじぎをしてしまい、見た目はイマイチでしたが、今年は品種にもこだわって、鈴なりに実がなるタイプを選んだので、黄色い小さな花が次々に実になりふくらんでいきました。

 色づき始めたのは例年より早い6月中旬。朝採りがよいというので、土曜日の朝、その週に食べ頃のトマトの収穫を毎週の仕事に。苗から育てて赤く色づいたトマトをひとつひとつ自分の手でもいでいく時間は、何ともいえない贅沢な気分です。冷やしてそのまま食べたり、サラダにしたり、バジルと一緒にパスタに入れたりして、たった1株のトマトで、一夏十分にそのおいしさを堪能できました。大豊作だった8月には、嬉しくて鈴なりトマトの写真を「かんもし編集部」のブログにアップしてしまいました。バジルやシソも、今年は天敵の青虫やアブラムシを寄せつけず大きな葉をつけ、毎日の食卓を彩ってくれました。勢い余ってオクラを10株も植えてしまった一昨年と比べて、適量がわかってきたので3年目にしてベランダ菜園はやっと収支がプラスになりそうです。

 フードマイレージの小さい食品づくりということで始めたベランダ菜園ですが、今年は菜園だけでなく日々の食生活の中でも、毎日あたりまえに食事を安心して食べられることの有り難さ、また、食卓に食事が並ぶまでに、どれだけ多くの人の手が関わっているのかを実感することが多くありました。今も食品への不安がニュースで取り上げられていますが、こんな時こそ生産者と消費者を科学的な情報でつなぎ、双方の生活を守るために、リスクコミュニケーションの力が求められていると思います。具体的な活動に結びつけることに困難はあっても、まずメディアの情報だけに惑わされず、科学的で客観的な情報を得て、発信するということから始めたいと考えています。

〜2012年ほけもし第2回より〜

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