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2014年2月

効果的な勉強法:4

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 ある種の企業や工場では、昼休みにみんながデスクに突っ伏して、食後に1時間の昼寝をします。午後からの効率アップに効くらしく、昼寝を奨励している学 校もあるそうです。目をつぶると、視覚的な刺激が遮断されて脳が休まり、頭がすっきりしてやる気が出てくるといいます。昼寝によってオン・オフを上手に切 り替えているのです。

sleep.png 昼寝のこつは、浅い眠りを少しだけとることです。そのためにベッドではなく、自分の席で机に伏せ、30分ほど仮眠をとります。お年寄りなどでは、一日に1時間以内の昼寝は認知症の予防に効果があるといわれています。

 照明を使っても、オン・オフを切り替えることができます。仕事や勉強の時には白色の蛍光灯を使い、寝る前30分間、電球色の蛍光灯に変えて、リラックス してから眠るようにすると、ぐっすり眠ることができます。現代人は、明るすぎる照明に慣れた結果、睡眠の質を低下させているとの指摘もあります。寝る時で なく、少し休みたいときにも電球色に変えて気分を変えることができます。

 勉強の合間には、音楽やスポーツ、手芸など、何でも自分の好きなことをしてリフレッシュしましょう。少しくらいの疲れや落ち込なら一気に元気回復できます。


<その他参考文献>
茂木健一郎『脳を活かす勉強法』(PHP研究所)
築山節『脳が冴える15の習慣』(NHK出版・生活人新書)
池谷裕二『記憶力を強くする』(講談社ブルーバックス)
川島隆太『川島隆太の脳の老化は自分で防げる』(祥伝社)


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効果的な勉強法:3

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 計画をまちがいなく遂行するためには、「締め切り効果」を使いましょう。大切な約束があって、どうしても5時までに用事をすべて終わらせなければいけない時、驚くほど手際よく片づけられた経験はありませんか?

 タイムマネジメントの本には、必ず締め切りを定め、時間内に目標を終わらせるべし、と書かれています。ダラダラと長時間勉強するよりも「これだけを」「いつまでに」と決め、「終わらせる」ことで達成感を積み上げるのです。
 同時に、「早回し効果」も活用しましょう。筋トレに負荷が必要なように、わざと、自分を少し追い込んでみる。週に一日くらい、短時間で量をたくさんこな す「高速学習日」をつくってハードルを上げると、実力がつきます。ゲーム感覚で楽しみながら高速回転で音読や筆写を行うと、どんどん頭に入ります。

 せっかく覚えた知識の「ど忘れ」を防ぐには、「思い出すことを習慣化する」ことです。日記やブログで一日に起こったことを文字に記録しようと頭を巡らせ ば、側頭葉に保存された記憶が前頭葉によってアウトプットされやすくなります。友達とタッグを組んで、一日の成果を報告しあってもいいですね。

 「早回し」と「思い出し」の2つの作戦、上手に活用してください。

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効果的な勉強法:2

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 記憶とは、「新しい経験を脳内に保存し、のちにその経験を意識や行動の中に再生する一連の機能」*です。情報の登録、保存、再生をひっくるめたこの記憶 というものにも数種類あります。電話番号などを30秒だけ覚えている即時記憶(作業記憶)、数分から数日覚えている短期記憶、数年以上経過しても残ってい る「長期記憶」などです。

 人間の左右の大脳は、前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉の4つの部分に分かれており、記憶は側頭葉の海馬という部分に蓄積されます。前頭葉には、この記憶を取り出し、編集する働きがあります。五感をフルに使って覚えると忘れにくいことが知られています。

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 手は、脳の働きと密接な関係にあるため、自分の手で書き写す筆写が記憶の定着に有効です。音読にも同様の効果があり、脳トレで有名川島隆太氏は、音読が 脳の前頭前野を活性化し、2〜3割の記憶力向上をもたらすとして、英語上達などに音読を勧めています。書かれた文章を読み上げる時、目と耳と口を使うため に記憶が強固なものとなるのは、「一本の矢より三本の矢が折れにくい」のと同じで、勉強前の脳トレに音読を活用している学校もあるほどです。

book08.png 茂木健一郎氏は、全身を使ったこの方法を、誰にもみられず部屋にこもって一心不乱に機を織る姿にたとえて、「鶴の恩返し方式」と名づけています。集中するために、ケータイの電源もオフにしておきましょう。

 頑張って勉強したあとは、よく眠るようにします。睡眠は、記憶が整理され、脳に固定されるために大切で、夢をみているレム睡眠時に、意味のある情報と意味のない情報が選別されると考えられています。(『夢 うつつ まぼろし』P183)。
試験前日は、せっかく覚えた知識をきちんと保ち、なおかつ思い出すためにも、徹夜などせずきちんと睡眠をとるのがベストです。

 また、人は、知らない情報より「ちょっと知っていること」に注意が向く傾向があります。ちょっとした共通点やなじみのある情報は、頭にすっと入ってくることが多いのです(『ジャンさんの「英語の頭」をつくる本』P12)。
book16.png これを応用して、受験対策の初期段階では、あまりむずかしいものにトライせず、基礎を固める教材を選び、徐々に得意な分野を増やして自信をつけるのも、ひとつの方法です。

*東京都神経科学研究所HPより引用

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効果的な勉強法:1

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 勉強しようと計画を立てては挫折、なんとなくやる気が出ない、集中力が続かないなど、誰しも悩みは同じです。無理せず知識を習得し、しかもそれを長く覚えていられる方法があれば、本当にいいですよね。

 まずは「やる気」と「集中力」の問題。
 勉強に集中したいのに、気が乗らず、日頃やらない部屋の片付けなどをしながら「あと10分したら勉強するぞ」と決めても、なかなかうまくいきません。

 一番いいのは、「冬の朝、覚悟を決めて布団から出る」要領で、「1秒後に集中するぞ」と決めて、少々やる気がなくても、とにかく「やる」! つまり、な すべきことに即とりかかってしまうのが正解です。首から下を先に「えいやっ!」と勉強モードに置くと、脳はちゃんとついてきてくれます。

 さあ、大きく息を吸ったら、勝負は一瞬。少々散らかった机でも、「えいやっ!」と気合いでとりかかることを、今日からの習慣にしてしまいましょう。

book18.png 免疫学者の安保徹教授によると、人は交感神経優位の状態、つまり晴れた日や一分間脈拍数の多い時に活動的で前向きな気持ちになりやすいとのことです(『未来免疫学』P24〜25)。軽い体操やジョギングで脈を速め、自ら交感神経アップの状態をつくり出したら、即、行動です。

 もうひとつ大切なのは、「脳は栄養として糖分しか使えない」ということです。わずか1450gと、体重の2〜3%の重さの脳が、一日の摂取エネルギー2000KCalの約四分の一を消費しています。一日をすっきりした頭で過ごすためにも、毎日の朝ごはんも忘れずに。



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Watchan Lesson 目次

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効果的な勉強法

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きっとうまくいく学習計画

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