高津 尚子

「類は友」の法則

 この言葉を知り合いの占い師のセンセが良く使います。確かに昔からも言われていたこと……。しかし最近は特に実感させられるようになってきました。
 この「類」というのは、言葉を変えれば「波動」ということになります。良く似た周波数の方たちが「類」なのでは……。
 「すべての存在、森羅万象すべてがバイブレーション=振動し、それぞれ固有の周波数を発し、独特の波動を持っている」という宇宙の根本原理があります。人だけではなく物質全て、金属だってみな振動です。いったいどういうことでしょうか? 物質をミクロレベルでみれば原子のレベルになります。核の周りを電子が回っていること、物質固有の電子の数で振動していることを思い出してください。すべてはやはり振動なのです。
 「波動」って感覚を感じられる経験は、日常の中にたくさんあります。仲間でワイワイ楽しんでいるとき、最近落ち込みの激しい友人がやってきたら、とたんにその場の雰囲気が変わってしまう経験。人間も振動していますから悲しみに打ちひしがれた方の周波数は周囲まで暗くします。我々医者の周波数としては、「先生の顔を見ただけで元気になってきたわ」といわれるのが最高の周波数ですよね。時々「あの患者さん、どないなったかなぁ~」と心配したら、数日のうちに近況報告に来てくれる経験、女医仲間の先生方は皆さん体験しておられますよね。こちらの心配している気持ちの波動が患者さんに伝わっています。
 私のクリニックは心療内科を標榜していますが、地域密着型の二代目開業医でもあるので、ごく普通の内科の診察もしています。だから風邪のシーズンには感染症でばたばたしている普通の内科です。心療内科の初診には50分くらいたっぷり時間をかけるので、別枠の予約でないと診察不可能……。
 ところが病院からの紹介患者さんで予約なく来られる方がいるんです。その中に「何で今日は暇な~ん?」とつぶやいた時に予約無しで現れる初診の方……しっかり時間をかけて診察して……その方が済んだ頃にはまた待合室はまた一杯に……。これを当院では「波動で裏予約取った人」って呼んでいます(笑)。そんな方の経過はまた良好なんですよね。
 波動医学、ホメオパシーやフラワーレメディー、気功、風水なんかもそうなんですが、今年は「波動医学協会」なるものも設立されました。西洋医学だけではどうにもならないあたりを、どうにかできないでしょうか。今、治療の最前線は大きく変わろうとしています。
 面白い時代に医師として参加できることを感謝しながら、より良い周波数になるよう日々楽しんでいます。

花の妖精、アロマ宣伝隊

 アロマセラピーを始めてもう9年目。当初はアロマという言葉は、若い女性のおしゃれ感覚からでしたが、今では医療現場でも多く使われるようになり、地道な活動が少しは日の目をみるようになってきました。私がアロマセラピーをしていなかったら、知り合う方はもっと少なかったでしょう。アロマのお陰で人と人が繋がっていくのは、「香りがけ」──天理教の布教用語の「匂いがけ」に似ています。
 アロマセラピーというと、イコールアロママッサージを思い浮かべられてしまうのですが、マッサージはアロマのほんの一部分でしかありません。香りを吸入したり、ブレンドした精油を外用薬として皮膚に塗ったり、ルームコロンにしたり、また内服をして貰うこともあります。
 しかしここで大きな問題は、アロマセラピーで使用する精油が、医薬品ではなく雑貨として販売されていること。「ラベンダー」という名前で市場に出ている中で、医療現場での使用が可能である精油は限られているということが、どれだけの方にお伝えできているかなのです。
 我々の使用するケモタイプと呼ばれる精油は、ガスクロマトグラフィーで成分分析されているので、同じラベンダーでも、鎮静効果やリラックスを期待するなら「ラベンダーアングスティフォリアでないと……」となります。そして酢酸リナリルが40%含まれていれば、はじめて化学的にもその効果を期待できるのですが、悲しいかな全く効果なさそうな精油も市販されているので、アロマは効かない……となってしまうのでは、と不安です。
 ラベンダースーパー、ラベンダースピカ、ラベンダーレイドバン、ラベンダーストエカス、ラバンジン、それにラバンサラも紛らわしく(あ~舌噛みそう!)、それぞれの性質をきちんと知って使う必要があります。
 ラベンダースーパーは一般名がラバンジンといい、ラベンダーアングスティフォリアと野生種のラベンダースピカとの交配種です。スーパーはすっきりした甘さのある香りで精神的疲労回復に効果的。フレッシュ調の香水に使用します。野生種スピカは一般名スパイクラベンダーで、くっきりした香り、別名男のラベンダーとも言われます。
 レイドバンの一般名もラバンジン。スーパーの成分が酢酸リナリル主体なのに対し、こちらはリナロールが主成分。ラベンダーの中では柔らかい香りです。鎮静作用を期待するよりは、各種の痛みや筋肉のこわばりに良いので、リウマチや風邪にも使います。
 ラベンダーストエカスはフレンチラベンダーとも呼ばれ、他のラベンダーとは大きく違い、ケトン類を多く含むので、妊婦や乳幼児、授乳婦には禁。脂肪溶解作用や粘液溶解作用が期待でき、ダイエットや副鼻腔炎などに使用。
 並んで書きましたが、ラバンサラは全く違うクスノキ科(ラベンダーはシソ科)。名前が似てるので要注意。ユーカリに似た爽やかな香りです。各種感染症に使ったり去痰作用を利用すれば耳鼻科疾患に良いです。妊娠4ヶ月以前の妊婦には使用しないこととされています。酸化物類の1,8シオネールが主成分です。
 決して単なるいい香り~っていうだけでなく、精油を選べば漢方薬と同じくらいの効果が期待できるかもしれないと思います。とくにメンタル面においては、生薬より効果が期待できるのでは……と、細々地道に講演の機会を頂いては、お話しています。
 もちろん、そんな時、力を貸してくれるのは女医仲間!!
 まず自分が使ってみて、良さを知って、紹介してくださいます。お花の妖精たちが、頑張ってる女医仲間を繋ぐ架け橋をしてくれているようで……。
 昨年のアロマ学会で発表したのは、花粉症治療にティートリーの内服と自家製「鼻クリーム」(ペパーミントを含む精油のブレンド入り軟膏)と漢方併用での効果。私自身も風邪ひいたかな? と思えばティートリーを1滴すぐ飲みます。他の医療機関でもなかなか好評です。
 女性であればこそ……ってことが最近増え始めたと感じ、マイナス思考人間をプラス思考に変える「香りの魔法」を使うのが、とっても楽しい今日この頃です。

アロマセラピ-&花療法

 医者になってちょうど20年になる。新設大学四期生の我等の学年は女性が多かったが 、名簿順で ポリクリ班などが決まると私は孤独な紅一点。
 泌尿器科ウロフロメトリ-の実習では周囲カ-テンの中での排尿。耳や鼻の穴の覗き合いなど辛い臨床実習。もともと 水泳部育ち体育会系であったのと、そこらの男に負けない酒の代謝能力で乗り切った気がする。
 何でもせっかちな私は、研修医中に長男を出産してしまった。研修は中断するし、産後のおっぱいに苦労する事など誰からも聞いてなかったので外来の合間に母乳を絞る……という乳牛みたいな毎日も経験(徳川の世ならばかなり優秀な乳母になれたんかも……)。仕事を辞めずに三人息子をドタバタ育て離婚も乗り越え45才の今、「人生は無駄がないなぁ~」と気づき始めた。
 子育て中にボ-イスカウト副長をしたのがアロマセラピ-を始めるきっかけになったし、バッチフラワ-との出会いも劇的……。そして何より女医の輪が不思議な縁を連ねて全国に広がり出した。
 今まで秘めていたパワ-を全開するかの様に凄い仲間が集いだす。今世、私の仕事は花の癒しの御紹介……。女性であったことにようやく感謝し出した。
 先日、大学華道部30周年の会の誘いがきた。
 そうだ! 私、華道部三代目の部長だったんだ!
 18才から花は私に語りかけてくれていたのかも……です。代替医療にエビデンスが無いというオッサン達との戦いに備えて今夜も癒しの香りアロマバスでまず自分が癒されています。

*ウロフロメトリー……排尿の勢いの測定