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ほけもし編集部より 

第105回保健師国家試験 学校別合格者状況

平成31年3月22日午後2時に第105回保健師国家試験の合格発表がありました。
合格発表詳細はこちらをご覧ください。(厚生労働省のHPへリンクしています)

また、学校別合格者状況資料(抜粋)は以下からダウンロードできます。

第105回保健師国家試験 学校別合格者状況(抜粋)(PDFファイル)

《ご担当教官様へ》
閲覧にはパスワードが必要です。3月19~22日に弊社からご担当教官宛にお送りしたDMのご案内状をご覧ください。お手元に無い場合はこちらのフォームよりお問合せください。担当者からメールにてパスワードをお知らせいたします。
(お問い合わせ内容の欄には必ず学校名と「第105回保健師国試合格者資料 パスワード希望」とご入力ください)
※パスワードのご案内は施設教官および施設ご担当者のみとさせていただきます。
※お使いのOS、ブラウザの設定や通信環境の状況等によってはご覧いただけない場合があります。

===================
【ご覧頂けない(PDFファイルがダウンロード出来ない)場合】
コンテキスト・メニュー(右クリック)から「リンク先を保存」を選択し、PCの任意の場所に保存してご利用ください。
※Google Chrome等をご利用の方でPDFファイルをご覧いただけない場合は上記の方法をお試しください。

第105回保健師国家試験 解答案の公開を終了いたしました

2019年2月18日に公開いたしました第105回保健師国家試験 解答案は
3月1日に公開を終了いたしました。

2019年ほけもし第3回 訂正とお詫び(更新)

さんもし3回 2019年ほけもし第3回において以下の誤りがございました。
ここに訂正し、謹んでお詫び申し上げます。

回数
番号


採点
3
午前
問題30
設問
平成28(2016)年の性別死因順位を表に示す。A~Eは死因を表す。

3
午前
問題30
解説
選択肢2
× 不慮の事故は、男性では第5位である(表中のE)。 × 不慮の事故は、男性では第6位である。
3
午前
問題30

解説
選択肢3
× 老衰は、女性では第3位である(表中のF)。 × 老衰は、女性では第3位である(表中のE)。
3
午前
問題30

解説
ぷちゼミ
男性の5位
不慮の事故
男性の5位
老衰

3
午後
問題40

選択肢5
5.× 5.○ 「子が小児生活習慣病予防健診で保健指導の対象になったことを親が知らない」ことは、ハイリスクであり、支援に有用かつ優先される情報であるため5も正答となります。 全員に配点


保健師助産師看護師国家試験出題基準 平成30年版

厚生労働省のホームページに「保健師助産師看護師国家試験出題基準 平成30年版について」が掲載されました。

政策と住民を繋ぐ保健師の仕事

 10月19日から21日の3日間、秋田で第70回日本公衆衛生学会総会が開催され、「公平性の地平からみた公衆衛生の将来展望」をテーマにさまざまな講演や発表が行われました。

 私(=ほけこ)の印象に残ったのは、自由集会の「政策に基づいた健康づくりとは?――そもそも政策ってな~に?」です。「政策」という言葉は、教科書にも出てきますし、保健師にも関わりのあることだということはわかっているのですが、「施策」、「事業」との関係は? 「制度」とはどう違うのか? と改めて考えてみると、さまざまな疑問がわいてきます。

 私は「政策」と「市町村が必要とすること」が全く違っていたらどうするのだろうと思っていたのですが、政策とは、課題を解決するための大方針(ポリシー)であって、地方は政策をもとにその地域に合わせた具体的な施策や事業を行っているという関係性が少し整理できたように思います。とは言っても、住民の特定健康診査・特定保健指導など、具体的な施策や事業実施の詳細が決められているものもあり、その役割分担は難しいところなのかもしれませんが・・・。

 集会はワークショップ形式で行われ、小グループに分かれて政策に関しての疑問や悩みを話しました。地域で働く保健師さんから、「これまで政策に関わっているという意識はあまりなかった」、「国で規定されている事業をやるので精一杯」、「事業化にはデータが必要だが、過去のデータがない」などリアルな声を聞くことができました。

 また同時に、住民に本当に必要とされている事業、施策、政策を新たに提案していくことができるのは住民の一番近くにいる保健師なのだと感じました。日常業務のなかから、その地域に必要な課題を発見し、取組み・対策の必要性を提示し、実現していく。そのときに今みなさんが学んでいる保健統計や疫学の知識が生かされてくるのだと思います。

 保健師さんの力によって、その地域の住民の生活が変わっていくのはもちろん、国の政策とも密接に結びついているダイナミックな仕事なのだということが改めてわかった気がします。

〜2012年ほけもし第2回より〜

ほけこの行動変容

 メタボリックシンドローム対策では、食生活に加えて身体を動かす習慣をつけることが推奨されています。私(=ほけこ)は、最近、ホットヨガを始めました。恥ずかしながら、これまでほとんど運動をしないどころか、電車に乗ったら座り、エスカレーターには積極的に乗り......という、極力身体を動かさない生活をしていました。

 はじめは温度38℃、湿度65%の室内で身体が思うように動かせず、ストレッチをするたびに、あちこちがボキボキッと鳴り、汗もなかなか出ずに顔が熱くなるばかり。ヨガポーズを決めるどころではありません。でも毎週1回、2か月続けると、少しだけ身体が柔らかくなって、足の指先まで脳からの指令どおりに動かせるようになりました。すると、日常生活でも身体を動かすのがだんだん気持ちよくなって、駅や会社で階段を登ったり、背筋を伸ばしてひざをくっつけて座ったり、筋肉を使うことを心がけるようになりました。不思議なことに、気持ちも前向きになり頭も少しよく働くようになった気がします。
 ほけこの行動変容大成功!......でしょうか?

 変容過程を分析してみると、少しは運動をしたほうがよいかなと思っていた時に「2回で1000円キャンペーン」の広告につられて初体験。初回は多少つらかったけれど、翌日身体のむくみがとれて調子が良くなったことが保健行動動機をさらに増やし、保健行動負担のお金や時間も思ったほどかからなかった。「気持ちよく身体を動かすこと」、「体調が良くなること」を目標にして、「やせる」とか「激しい運動をする」などの大きすぎる目標を持たなかったこと。あれもこれもと手を出さずひとつのことを続けようと決めたことがよかったのかもしれません。始めてからまもなく6か月、変容段階としてはそろそろ継続期に入ります。

 保健指導の参考にはならないかもしれませんが、受験勉強の参考になさってはいかがでしょう? あまり大きすぎる目標を立てるとすぐにつらくなってしまいます。できることをまずひとつ。ひとつがうまくいったらもう少し。するといいサイクルが回り出すこと間違いなし!......かもしれませんよ。

〜2012年ほけもし第1回より〜

JICAも結核も、みんな私を育てた仕事

6月1日、日本結核病学会に参加のため上京した國分恵子先生(特定非営利活動法人日本認知症予防研究所理事長)をつかまえ、おいしいお酒をご一緒に飲み、とくと語っていただきました。

とりたててドラッカーの話をしたわけではないのに、「なにごとも相手の立場に立ち、常にニーズに応える」姿勢に裏打ちされたお仕事ぶりに、保健師魂やマネジメントの真髄を強く感じた次第です。

武勇伝、いざ解禁!

 ☆         ☆          ☆

●目からウロコの公衆衛生看護

保健師になる前、病院の看護婦を経験した。その頃、なんで同じ患者さんが同じ病気で何度も入院してくるのだろうと不思議に思い、予防の視点を学びたくて保健婦学校に行った。

都立公衆衛生看護学院保健婦科での公衆衛生看護の講義は、目からウロコが落ちるほど面白く、刺激的で、たくさんの素晴らしい教えを受けた。駆け出しの頃は保健所で母子保健を担当した。昔は上司に叱られることなんてものともしない強者の先輩がいて、厳しく仕込まれたように思う。今は、そんな気骨のある人がいなくなってしまったようで寂しい。

●ネパールでの健康教育

自分の生誕40周年記念事業として、JICAの国際保健活動でネパールへ行った。実際のところ、5年間のプロジェクトを締めることが仕事だったけど。現地へ行くと、供与したビデオの機材は、ホコリをかぶってた。これじゃいけない、何かこれを使って成果物をつくらないとプロジェクトは終わらない。健康教育関連の成果品をつくろうと思った。

はじめ英語のパンフレットをつくる、と言われたのだけど、「ここで英語できる人、誰?」と思った。ネパール語でないと意味がない。何とか通訳の協力を得て、ネパール語で健康教育講師用教本と、全く文字が読めない住民のための絵だけの健康教育用パンフレットやポスターを作成した。私は、英語ができなかったので、それをとやかく言う人もいたけれど、「國分に期待しているのは英語力ではない」と応援してくれる人もいて、何とか乗り越えられた。日本に戻る時には、現地の人が 20人近くも空港に見送りに来てくれた。「ネパール語を学ぼうとしたのは國分だけだ」と言ってくれた人もいた。

現地ではネパール人のメイドを雇っていた。識字率の低い国だから、彼女も読み書きができなかった。門番として雇った軍人の男性に頼んで読み書きを教えてもらうようにした。ネパール語の読み書きができて、ミシンを買って洋裁ができるようになりたい、という希望があったようだ。家庭教師の費用は日本円で月千円くらい。全部こちらで出してはだめと思い、「半分出すけど、自分で残り半分出して勉強する?」と聞くと、「やる」というので、勉強が始まった。半年でマスターした。

そのほかは、一緒に生活する中で彼女に日本食のつくり方を教えた。コンニャクがつくれて豆腐がつくれるようになった。これですき焼きができる。味噌がつくれて、きちんと出汁もとれる。おまけに読み書きができる、こんなメイドは珍しいと言われて、現地滞在の日本人のメイドになって、どんどん良いお給料がとれるようになっていった。

●結核練習生、むずかしい患者とつきあう

結核に関わるようになったのは、ネパールから帰国後。石川県の保健所の予防課長の時。「結核がわからないから研修に出してください」と言ったら上司から叱られた。でも、3日間の夏季講習会があったのでそれに出た。講習後に120例をせっせと自分で整理してみたけど、どうにも整理のつかない人が20例残った。結核研究所の保健看護学科の学科長だったY先生に相談したら、Y先生とK先生のお二人が、私だけのために、丸々一日時間をとってくれて、わからない20例を一緒に考えてくれた。まず、「なぜ、あなたはこれに疑問を感じたか?」から始まり、ひとつひとつ一緒に丁寧にみていった。8時間ほどかかった。素晴らしい事例検討会だった。

そんなことがあったから、某温泉地でその筋の人が結核にかかり、当人から「家庭訪問を拒否する」と電話をかけてきた時、「ちょっと待って」と思った。菌を出しているという。しかもガフキー7号。職業は某温泉旅館の運転手で、温泉地のことゆえ遊興の地に客を運ぶ。

「私に会いたくない気持ちはよくわかる。けど、一回だけ会ってくれん?」と言って、某月某日、彼に指定された時刻に某所まで会いに行った。事情があって、つきあっているガールフレンドに知られると彼の身には危険が及ぶ。こちらとしては、もちろん、結核菌をばらまかれるのが何より困る。

じゃあ、私との約束を守って。きちんと薬を飲めば二週間で必ず咳は止まる。風邪をひいて熱があると言って咳が完全に止まるまで(概ね二週間)は仕事を休むこと。まじめに薬をきちんと飲むこと。彼女とは絶対に同室(床)しない。咳が出そうになったら窓をあけて戸外で咳をせよ。痰が出たらきちんと紙にとってすぐに燃やせ。受診したらその結果を報告せよ。等々の約束をした。「これを破ったら、アタシがクビになるのだから」という脅し文句を付け足すこともしっかりやった。

上司は医師だったから、もちろん「めちゃくちゃな保健指導だ!」と怒られたけど、「本人が入院を拒否している以上、どうすれば感染防止と治療の完結ができるかと考えなくては前に進まない」と主張した。彼(患者)も約束を守ってくれて、二週間で咳が止まり、服薬もしっかりやったようで、「今日、医者から治ったから薬を飲むのはもう良いって言われた」と報告の電話があったのは、初回面接から半年後のことだった。上司はこの報告に「あ〜そう」と答えただけだった。クビにならんで済んだ。やれやれ。

●精神の患者さん宅へも

精神保健活動についても、警察からの要請を受けて患者さんのお宅に行ったことがあった。包丁をもって家に閉じこもり、自分で自分を傷つけ、血が出たからびっくりして水の浴槽に入るものだから、よけいに血が出る。あ、こりゃ、出血多量になっちゃうと思って、管轄下の精神病院に電話した。「ベッドひとつ空けといて」「よっしゃ」と、手配しておいてから、玄関先で中に向かって「しんどいんとちがう?」と声をかけて、完全武装で居並ぶ警察官に「出して」とひとこと言ったら、たったの5〜10秒ほどで毛布にぐるぐるっと簀巻きにして、患者さんを家から出して病院に運んだ。

警察は、人質をとられているわけでもないから踏み込もうと思えばできるのだけど、患者さんを連れ出していいかどうかの判断を下すのは保健所職員の仕事。翌日、病院に訪ねていったら、まだ興奮状態だったけど、「あんたか、俺を助けてくれたのは」と言ってた。本人は、こわかったんだよね。(談)

保健師にも求められるリスク評価の視点

10月27~29日の3日間、東京で第69回日本公衆衛生学会総会が開催され、「公衆衛生の発展に向けて――調査研究から政策へ――」をテーマに、さまざまな講演や発表が行われました。

私(=ほけこ)の印象に残ったのは、特別講演「統一的なリスク評価は可能か―環境・食品・衛生」です。リスク評価が適正に行われなかったために起こってしまった事例としてDDTの禁止によるマラリアの蔓延があります。殺虫剤であるDDTは、第二次世界大戦前後からシラミやノミなどの衛生害虫の駆除や農産物の害虫駆除のために広く使用されていました。マラリアを媒介する蚊の駆除にも効果を上げ、DDT散布により、マラリアの患者数は全世界で激減していたのです。しかし、レイチェル・カーソンの著書「沈黙の春」によって生態系への影響が指摘され、また発がん性も疑われて70~80年代に世界各国で使用が禁止されました。

DDTの禁止後、DDTに替わる安価で効力のある殺虫剤は開発されず、発展途上国でのマラリアの患者数は増加してしまいました。WHOの推計によると、世界で年間約3億人が罹患し、100万人近くの死亡者が出ています。これに対処するためWHOは2006年に方針を転換し、マラリア予防のためDDTの使用を推奨すると発表しました。

なぜ、マラリアの患者が増加しているにも関わらず、30年間もDDTの使用の見直しが行われなかったのでしょうか。中西準子氏(独立行政法人産業技術総合研究所)は「適正なリスク評価がなされてこなかったから」と説明しています。つまり、化学物質による環境影響という標的のリスクを削減しても、その結果、感染症という別なリスクが増えることが考慮されるまでに長い時間を必要としたのです。化学物質そのもののリスクと感染症のリスクという全く別のリスクを同時にまな板にのせなければ、適正なリスク評価とはいえません。

「保健、医療、福祉、食品安全、どれも命を守るという目的は同じです。本来なら、政策を決定する際にもあらゆるリスクを比較して一番効果的な予算配分を考えなくてはならないのです」と中西氏は提案しています。保健師も、同じく命を守るという目的を持ち、限られた予算のなかでリスクや効果を考えながら保健事業を計画・実施しています。担当の地域や分野のみならず、より多くの人の健康を考え、広い視野を持つことが求められる影響力のある仕事なのだと改めて感じました。

〜2011年ほけもし第2回より〜

「ワーク・ライフ・バランス」で生活にメリハリを

 状況設定問題、巻頭特集でも取り上げている「ワーク・ライフ・バランス」。これから仕事に就くみなさんも気になるテーマなのではないでしょうか。実は私(=ほけこ)も仕事とプライベートの充実をめざして、第1歩を踏み出したところなのです。
 まず、残業はなるべくしないと心に決めました。これまで、今日やると決めたことが終わったら帰るという考え方で仕事をしていたので、なかなか定時に帰れる日はありませんでした。

 どうしたら仕事を遅らせずに毎日定時に帰れるのか。まず、1日何にどれくらいの時間をかけているのかを記録してみることにしました。メールの送信に時間がかかったり、朝の仕事の取りかかりが遅かったり、自分では意識していなかったことに時間を取られていることがわかりました。ちょっと気を抜いているとあっという間に時間は過ぎていきます。集中度合いによって仕事の進み具合がずいぶん違うのです。

 何が何でも帰る!と心に決めると集中力が違ってきます。段取りが悪くて1人で残業していたことも、他の人とスケジュールを調整すれば、力を借りられるかもしれないなど、解決策もみえてきました。
 定時に帰ると夜の時間がなんと長いことか。一番違ったのは土日の朝。これまで恥ずかしながら11時頃まで寝ていたのに、平日より早くすっきり目覚めたのです。焼きたてのパンを買いに行き、ゆっくり時間をかけて朝食を摂る。なんとも理想的な休日の始まりです!!

 ワーク・ライフ・バランスというと、プライベートも充実させ優雅で理想的な生活と思われがちですが、実はかなりシビアな働き方です。怠けている時間、無駄にしている時間に目を凝らして吟味し、厳しく取り除いていかなくてはならない。そして集中力とスピードが求められます。
 そのかわり、プライベートでは、友人関係も広げられるし、健康も保てるし、家族との時間も大切にできる。得られるものも大きいのです。また、子育てとの両立が必要になった時に、その価値はもっと大きくなるはずです。私はこれからもこの挑戦を続けていきたいと思っています。

〜2011年ほけもし第1回より〜